皮膚科

院長 近藤 雅彦

当院では、じんましんやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、水虫などの真菌症、性感染症などを中心に診療しております。いずれも早期治療が治癒を早めます。
他にも普通のホクロやシミだと思って安心していると実は皮膚がんだったという怖いケースも有りますので、気になることがございましたら是非お早めに、そしてお気軽に相談にお越し下さい。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎と診断するためには、3つの条件を満たす必要があります。

  • 痒みがあること
  • 左右対称に湿疹がある
  • 6ヶ月以上湿疹が続いている

当院の治療方針ですが、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎治療ガイドラインに基づいて行っています。

1.皮膚炎を悪化させるものからなるべく避けていただく(ダニ、ホコリ、寝不足など)
2.スキンケア(保湿など)
3.薬物療法

薬物療法ですが、抗アレルギー剤、漢方薬の内服、ステロイドの外用を基本とし、顔、首にはなるべくタクロリムス(プロトピック)軟膏を塗っていただき、症状のコントロールを図っています。

蕁麻疹

1ヶ月以内に治まるものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上続くものを慢性蕁麻疹といいます。
虫刺されのように盛り上がった赤い斑点が特徴で、普通は24時間以内に消えたり、形が変わったりします。
食物などが原因となることがありますが、原因を特定することが多くの場合困難です。
治療ですが、抗アレルギー剤の内服が基本で、ステロイドの内服、注射は重症の方にのみ行います。
慢性蕁麻疹の方は蕁麻疹が出ない期間を3ヶ月作るのが大事で、徐々に薬を減量しますので、比較的長期間内服を続けることが必要です。

足爪白癬(水虫)

足の指の間がじゅくじゅくしてきたり、痒くなってきたりします。爪の場合、色が濁ってきたり、厚くなってきます。
これまで、爪白癬に外用剤は無効とされてきましたが、最近、効果的な外用剤が処方可能となっています。

  • ルリコン液
  • クレナフィン外用液

ともに、罹患した爪に1日1回外用します。
時々、かぶれることがありますので、疑わしい時は主治医にご相談下さい。

皮膚がん

最近黒いシミや赤いシミが出てきて大きくなったとか、インキンタムシだと思って塗り薬を塗っているが良くならないなど、気になる症状があれば早めに受診して下さい。良性か、悪性か診断する際の補助として、ダーモスコピーという機械を用いることもあります。

悪性と診断され、手術が必要な場合、患者様と御相談させていただき、適切な病院に紹介します。

尋常性ざそう(ニキビ)

顔や胸、背中によくできます。日常生活の改善や洗顔方法を見直すことでも改善します。
ディフェリンゲル、ベピオゲル、アクアチムなどのお薬が発売され、ニキビをできにくくすることが可能になりました。
症状によって、抗生物質や漢方薬の内服を追加することもあります。

肝斑

30代女性に多いシミで、特に頬、額、口の周りに多く出現します。刺激、紫外線、女性ホルモンのバランスなどが関与しています。治療としては、擦り過ぎや紫外線から避けていただくことが一番大事で、トラネキサム酸の内服をしていただきます。

菊地先生

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